もうタバコをやめませんか?

もうタバコをやめませんか?
タバコと胃潰瘍・十二指腸潰瘍
 タバコは胃粘膜に対し攻撃的に作用する因子の働きを強め、
胃粘膜を保護する因子の働きを弱めてしまいます
よく夜中におなかが痛くなることありませんか?喫煙者に多く見られます。
喫煙によって、
1.胃酸や消化酵素等の分泌促進(攻撃因子の作用増強)
2.粘膜を保護する粘液や粘膜の血流低下(防御因子の作用減弱)
3.ヘリコバクター・ピロリ感染率の増大等が起こり、
潰瘍を発症しやすい環境が作られてしまいます。
また潰瘍治療後も喫煙を継続した人と禁煙した人を比較すると、
喫煙継続によって胃・十二指腸潰瘍の再発率が上がることも確認されています。
副流煙は主流煙よりも有害です
 タバコの煙には、喫煙者が直接吸い込む「主流煙」と、点火部から立ち上る「副流煙」があります。有害成分は低温の不完全燃焼時により多く発生するため、副流煙は主流煙よりも多量の有害物質を含むことが知られています。
また、喫煙者が吸い込んだ後に吐き出す煙を「呼出煙」と呼び、
副流煙と合わせて「環境タバコ煙(ETS:Environmental Tobacco Smoke)」と言います。
タバコの三大有害物質
 ニコチン
  ニコチン依存を引き起こす原因物質で、中枢神経系に作用し、少量では興奮作用、大量では鎮静作用を示します。喫煙により、肺から速やかに吸収され全身に広がり、間接的には血管収縮作用ももたらします。また、代謝物は発ガン性が認められています。
タール
  フィルターに茶色く付着するいわゆるヤニのようなべっとりしたもので、粒子相の総称です。
タールには発ガン物質として有名なベンツピレンをはじめ、
アミン類など数十種類の発ガン物質が含まれています。
一酸化炭素
  酸素の200~250倍の結合能でヘモグロビンと結合します。
それによって血液の酸素運搬機能が阻害され、組織の酸素欠乏を引き起こします。
喫煙と疾患
 ガン、脳卒中、心筋梗塞、肺気腫、胃潰瘍など喫煙は様々な疾患の危険因子となります
 近年の疫学調査により、喫煙は肺ガンをはじめとする多くのガンを引き起こすことが明らかになっています。またタバコの有害物質は肺から急速に血液中に移行し全身に広がっていくため、
呼吸器疾患だけにとどまらず脳卒中、心筋梗塞、慢性気管支炎、歯周病、胃潰瘍、肌の老化までもが喫煙による影響を受ける喫煙関連疾患であることがわかっています。
コロナなどウイルス性疾患は喫煙者は吸わない方より10倍以上
なぜなら肺が喫煙によりウイルス除去能力がなくなるからです。
タバコとメタボリックシンドローム
 メタボリックシンドロームとは内臓脂肪型肥満を背景にして、高血糖、高血圧、脂質異常のいずれかを2つ以上合併している状態をさし、これらのリスク因子を複数合併すると動脈硬化性疾患を発症しやすくなります。タバコ自体にも血圧を上げたり心拍数を高くしたりして心臓に負担をかける作用や、血管の収縮、血栓を作りやすくする等の作用があるため、メタボリックシンドロームに喫煙が加わることで、より動脈硬化のリスクが高くなることが考えられます。
健康には家族の100%禁煙は100%必要不可欠です。
副流煙は家族の健康を害するのでいくら食事をきちんとしていても効果はありませんので
もし禁煙できない人は家族を持つ資格はないことを頭に叩き込んでおいてください。
喫煙者ではみなさん60歳前後で肺がんになっている方多数知っています。
なっても抗がん剤治療をしない人は付き合って生きていますが
抗がん剤治療でほとんどの方がなくなっています。
副作用で亡くなっているんです。
大きな病気になる前に原因がわかっているので禁煙を。
出来ない人ははっきりいってあほですね。
喫煙者・肥満体・糖尿病の人は自制心がないので社会的にも信用されないのです。
日本もタバコを発売しなかったら医療費は今の1/10になるでしょうに。