冬の養生と漢方薬

冬の養生と漢方薬
寒さが厳しくなるこの時期は 、いつも以上に日々の養生が大切になってきます。
養生といえば、貝原益軒先生の 『 養生訓 』 が よく知られています。
養生訓(巻第一総論上)には「 養生の術は、先 (まず 、 わが身をそこなふ物を去 る べし。
身をそこなふ物は、内慾と外邪となり。内慾とは飲食の慾、好色の慾、唾の慾、言語をほしいまゝに するの慾と喜怒憂思悲恐驚の七情の慾を云 ふ 。
外邪とは天の四気なり。風寒暑湿を云 ふ 。
内慾をこらゑてすくなくし、外邪をおそれて ふせぐ、是を以
(もって 元気をそこなはず、病なくして天年を永くたもつべし 」と
養生の核心をついた記載があります。
この一文にある外邪とは、
天の四気 、いわゆる自然の移り変わりで生じる環境の
変化を現した もので、冬の外邪 として は寒があげられています。
その対策の主なものは温めることですが、血も深く関係します。
血に寒邪が入ると血の停滞を引き起こし、寒冷感のほか痛みを生じることがあります。
このような時には、当帰四逆加呉茱萸生姜湯や温経湯などが用いられます。
血の不足した状態の血虚では、血寒証の症状がより強く出ることがありますので、
四物湯に代表される血を補う処方が有効とされています。
婦人宝は主薬の当帰の他に、阿膠、芍薬などの補血薬も配合された 服用しやすい
シロップ剤です。
手足が冷えやすい、爪が薄くて割れやすい、髪にツヤがなく抜け毛が多くなる、
疲れやすく眠りが浅くなる、 このような 血 虚 の症状は 年齢を 問わず
現れることがあります。
寒い時期や冷えを強く感じられた時には、お湯 で 温かくして 服用 いただくと、体の芯からぽかぽかすることが実感 できます 。
婦人宝は男女 問わずおすすめです 。
ご夫婦で続けられている例がありました。
ご主人が血虚のチェックリスト
を確認したところ該当が多く、奥様が 服用され ていた婦人宝を一緒に 服用し始めて 、
手足の冷えが改善し て 血色が良くなったと 報告を 。