まだタバコを吸いますか?

まだタバコを吸いますか?
どうせ死ぬなら癌が良い(中村仁一、近藤誠著)と言う本が出ているように
喫煙者は癌になりたくてタバコを吸っているんでしょうか?
ただ自分がそうであってもタバコの副流煙、受動喫煙で家族や周りの人にも
そうさせたくて吸っているのでしょうか聞きたいですね。
ネットにも載っていましたね。
〇タバコががんを作るメカニズム
中咽頭がん、下咽頭がんの約90%以上の原因が飲酒と喫煙によるものと説明いたしましたが、
ここでは詳しく、たばことがんのメカニズムについてご紹介します。
最近では、たばこのパッケージに「喫煙することでがんのリスクがあがります。」などと表示されているのを目にします。
本当にその通りで、いろいろな研究で喫煙とがんの発生の因果関係について証明されています。
たばこの煙の中には、たばこそのものに含まれている物質と、それらの物質が不完全燃焼することで発生してしまう化合物が含まれていることが分かっています。
種類は約5300種類と報告されており、その中には発がん性物質も含まれていると
いうことがわかっています。
発がん性物質が含まれている種類は約70種類であり、この有害物質がたばこを吸うことで体内に入っていき、血液を通じて人身の臓器に運ばれていきます。
たばこを吸うことで体内に入ってきた有害物質はDNAに損傷を与えるなど、がんの発生に関与していくため、がんの原因とつながるわけです。
咽頭がんで言うと、中咽頭がんと下咽頭がんの多くは「扁平上皮がん」という種類になります。
これは本来の組織である繊毛上皮が過度な飲酒と喫煙により扁平化し、扁平上皮がんを形成します。
これががんになります。
つまり、たばこを吸うことをやめれば、がんになる確率もおのずと低くなるということです。
また国立がん研究センターの予防研究グループの「喫煙とがん全体の発生率との関係について」の発表では、がんの発生は喫煙者と非喫煙者では発生率が違うとの研究結果が出ています。
喫煙者は、非喫煙者に比べて男性は1.6倍、女性は1.5倍のがんの発生率が高くなるとされています。
また、喫煙者の中での一日の本数が多く、吸っている年数が多い人ほど発生率が高いという報告もあります。
「受動喫煙」もがんの発生率を上げることはご存知でしょうか?
実は、喫煙者がたばこを吸うときの煙を「主流煙」といいますが、
たばこ製品の燃焼部分からでる煙である「副流煙」にも有害物質は含まれています。
また、喫煙者が吐く息の中にも有害物質が含まれているので、となりで煙を吸うだけでも
がんのリスクが高まります。
がんの中でも特に肺がんは受動喫煙と深く関連があることが明らかにされており、鼻腔・副鼻腔がんや乳がんについても肺がんよりもリスクは下がりますが、因果関係があるとされています。
がん以外にも、受動喫煙は虚血性心疾患や脳卒中の発生率が高くなると言われています。
では、隣で吸わなければいいという問題でもありません。
「子どもが出来たから外で吸うようになった」という方がいらっしゃいますが、8時間程度は自分の吐く息から有害物質を出しています。
たばこを吸った後すぐに抱っこしたり話をしたりするだけでも受動喫煙になっているのです。
子どもや家族のためにやめるということも大事ですし、何より自身の健康のため禁煙するということが何より大事になります。

タバコが関連して起こるがん
咽頭がんについての原因がたばこであることについて紹介しましたが、実はそのほかにもたばことがんの因果関係が明らかになっているものがあります。
それは、肺がん、口腔がん、鼻腔・副鼻腔がん、食道がん、胃がん、肝臓がん、すい臓がん、膀胱がん、子宮頸がんなどが因果関係を証明するのに十分な状態であるとされています。
鼻腔・副鼻腔がんや膀胱がんは報告数が少なく、他のがんに比べると発生率が低くなっていますが関連性は高いといわれています。
また、一日あたりの本数や経年年数などによってもがんの発生率は上がりますので、
早めに禁煙することでがんの発生率をさげることができます。
よく耳にするものとして、「肺がんはたばこが原因」という話ではないでしょうか。
肺がんの種類は、4種類ほどあり、腺がん、扁平上皮がん、小細胞がん、大細胞がんに分けられます。
特にたばこの影響を受けやすい、腺がんと扁平上皮がんは原因のほとんどがたばこによるものだとされています。
この2つの種類のがんに特定すると、男性は12.7倍、女性は17.6倍の確率で、たばこを吸う喫煙者ががんになると言われています。
さらに、がん患者がたばこを吸うことで新たにがんを発生する可能性も高くなることも示唆されています。
たとえば、肺がんの人がたばこを吸い続けることで咽頭がんを併発することがあるということです。
まれに、三つのがんを併発する場合もあります。
原発の部位が2つあるということはそれぞれの治療が必要になり、体力的にも時間的にも精神的にもかなりの疲労が考えられます。
がんを患ったら禁煙をしてください。
たばこは手術後の呼吸機能の回復も妨げます。
がんが分かったら、すぐにたばこはやめましょう。
また、たばこを吸うことで、がんだけでなく健康被害も出てくることがわかっています。
難病や脳卒中や虚血性心疾患、高血圧もそうです。
つまり、生活習慣病のほとんどがたばこの影響を受けている可能性があります。
そのほかにも、慢性閉塞性肺疾患や呼吸機能低下、動脈硬化や糖尿病も健康影響が出ているとされています。
女性では、早産を引き起こし未熟児の出産になったらと安全なお産ができない可能性もあります。
妊娠したらたばこはやめ、赤ちゃんを第一に考えましょう。
たばこが引き起こすがんがこれだけあるということは、たばこをやめることで、これらのがんを防ぐことができるということです。
100%予防できるわけでは決してありませんが、自分の健康は自分で守るものです。
ただ喫煙者は自制心がなく仕事も出来ないので社会的には信用がありません。
求人でも喫煙者は不可の会社は多いですね。
国もタバコによる税金の収入より医療費にかかる費用の方が100倍以上多いので
タバコの製造販売はやめなければなりませんね。
人間なら周りに迷惑をかけませんからタバコは吸いませんよ。