耳鳴り、めまいと水毒・血毒・腎虚
平成の世では何歳からお年寄り(老人、老年者)と考えるのでしょうか。
統計上あるいは医学上、65歳以上をそのように呼ぶようです。
一昔前の昭和では、還暦(60歳)位だったでしょうか。
今は65~74歳を老年前期、75歳以上を老年後期、85歳以上を超高齢者と定義されています。
したがって、65歳定年説が出てくる訳です。
腎が虚すると一般に耳に症状が現われるといいます。
耳は聴力(蝸牛)と平衡感覚(三半規管)を担っています。
聴力が弱ると難聴・耳鳴りが起こりやすくなります。
平衡感覚が衰えるとめまい・立ちくらみが起こってきます。
このような感覚器はすべて脳で感じるものですから、
次のように、
①耳本体の機能の低下と
②脳自体の疲れに原因を分けることができます。
◆耳鳴り・難聴の場合
① 耳が疲れて起こる難聴・耳鳴り
蝸牛の中の有毛細胞の機能が低下すると、電気信号が脳に伝わりにくくなったり、
正しく伝わらなくなったりして、難聴・耳鳴りを発症します。
使用頻度の高い鼓膜に近い部分の有毛細胞から傷んできます(高い音の聞こえが悪くなる)。
有毛細胞が誤作動を起こして常に揺れると耳鳴りになります。
② 脳が疲れて起こる耳鳴り
脳が疲れてコントロールができなくなると、普段は無視している脈拍(蝸牛のそばを通る動脈)
の音を間違って拾ってしまい、脳に伝わって耳鳴りになります。
◆めまい・立ちくらみの場合
① 耳のセンサーの異常で起こるめまい
体のバランスを感じ取って脳に伝えるセンサー(内耳の三半規管)に何らかの異常が生じる。
メニエール病に多い「ぐるぐる型」の回転性のめまいが起きます。
② 脳の活動低下や故障で起こるめまい
目からの情報と耳や体から受け取る情報が食い違った時に「ふらふら型」の軽いめまいが起きます。
脳梗塞で起きるめまいもこのタイプが多い。
また、腎は「骨を主り、髄を生じ、脳に通ず」といわれ、
脳の働きとも密接に関わっていると漢方では考えます。
耳鳴り、めまいのどちらにも用いることができるのが滋腎通耳湯です。
本方は腎の働きを高めて、脳を興奮や刺激からリラックスさせるものです。
『古今方彙』(こきんほうい)にも掲載され、かつて日本でも多用された耳鳴り専門薬です。
方意は清熱補血・疏肝解鬱であり、清熱補血の部分は一般には温清飲ですが、
耳鳴りの場合、杞菊地黄丸や六味丸が適し、疏肝解鬱の部分は加味逍遙散や逍遙散が匹敵します。
滋腎通耳湯はそれぞれを合わせたような処方ということになります。
さらに老化が進んでいるようなら滋腎通耳湯に六味丸の系統を加え、
ストレスの影響を大きく受けているようなら加味逍遙散などを加える匙加減をするといいですね。
耳鳴り・難聴には腎陽虚(冷え)よりも腎陰虚(のぼせ)の病態が多いようです。
どちらにも1等級三七人参に耳へのショウキ温灸がおすすめです。
現実プラスすることで改善しているじっせきが多数あります。
もちろん漢方薬だけでなく温活も大切なんです。水分過多も大きな原因です。そう水毒です。
だから1等級三七人参に滋腎通耳湯そして耳へのショウキ温灸とお白湯習慣、40℃入浴習慣。
温活を欠かさない事が大切です。
そして歩きですね。
血液さらさらで病なし、身体を温めると病気は治る。
温活か大切ですね。年中温活(入浴、ショウキ温灸等)が大切です
お白湯習慣、朝起きたらお白湯を200ml飲んで、
空の胃腸をシゲキしましょう。
もちろん1日中お白湯習慣(飲み物は温かい飲み物に)
化学医薬品は化学医薬品を呼ぶ。
薬が薬を呼び、薬漬けから身体を潰します。
詳しくはモリタニ薬店へお気軽にご相談くださいね。
お買い物もモリタニ薬店で。
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