生理のときの血(経血)の色や性状が、体の状態をよく表しているということについてお話したいと思います。

生理のときの血(経血)の色や性状が、体の状態をよく表しているということについてお話したいと思います。

生理痛、生理不順、更年期障害、不妊症などの婦人科系のお悩みをお持ちの患者様に治療をするときには、経血の状態をうかがって、その人の体質や生活習慣などをチェックする指標にします。

経血の色や性状は、治療をする上で患者様の症状に対して、どのようにアプローチすればよいかということを教えてくれる大切なヒントになるからです。

経血の状態は、他人と比べることができないので、ご自身の経血が、普通であると思っていらっしゃる方も多いかもしれませんが、人それぞれからだの状態で、だいぶ違いがあります。

経血の状態は、体の状態を教えてくれているサインです

体が出しているサインを見逃さないようにして、普段からの養生に反映することが大切です。

ご自身の経血の状態をチェックしてみましょう。

【経血の色】 (正常な経血) 経血の色は、血液の色よりもやや濃い目です。

(薄いピンクや薄い茶色いの経血)

体の元気や血の量が不足しています。胃腸に負担がかからない程度に温かく栄養のあるものをよくかんで食べたり、体に元気が出るように軽い運動をしましょう。

(赤紫色の経血)

体の中に流れる気と血が滞っています。ストレスを日常的にためていませんか?

リラックスや気分転換も大切です。軽い運動をして汗を流したり、ストレスを減らす、いい塩梅の生活を心がけましょう。

(どす黒い経血)

血が冷えて、血の滞りがあります。冷たいものの摂りすぎなど体は冷やしていませんか?

体を冷やさないように気をつけましょう。

(血の色が真っ赤な経血)

体に熱がこもっています。辛いものや刺激物の取りすぎに注意が必要です。

【血の塊】 (正常な経血) 血の塊はありません。

(経血の中に小さい血の塊がある)

気の滞りがあります。ストレスに注意が必要です。

(経血にレバー状の大きい血の塊がある)

血の流れに滞りや余剰な水分あり滞っています。

過度の飲酒や甘いもの、脂っこいもの、肉のとりすぎに注意しましょう。

【経血の性状】 (正常な経血) 普通の血液よりもやや濃く、若干の粘り気があります。

(ドロッとしている、ネバネバしている経血)

体の中に余分な水分があり滞っています。

(さらさらして水のような経血)

体の元気や血の量の不足状態です。

あなたの経血は、いかがでしたか?

生理痛、生理不順、冷え性、不妊症、更年期障害にお悩みの方は、

どこかに当てはまっていると思います。

例えば、経血がどす黒くネバネバして、血の塊が出るようでしたら、

冷たいものの食べ過ぎ飲みすぎをしすぎている可能性があります。

赤紫色でレバー状の大きい血の塊が経血に混じる方は、

強いストレスを受けていて、ついつい食べ過ぎ飲みすぎをしていませんか?

経血が薄くてさらさらしている方は、胃腸が弱かったり、ダイエットのしすぎなどで、

栄養失調になっていて、元気が出なかったり貧血にはなったりしていないでしょうか?

経血の状態は、自分の健康状態を教えてくれる大切なサインです。

月に一度、自分の健康状態をチェックをしてみてください。

生理の適量は?少ないと言われる基準について

成人女性の平均的な経血量は120~140mlと言われています。えっ?そんなに少ないの?

って思う方も多いのではないでしょうか?生理期間が5~7日もある割には少ない気がしますよね。

でも数字で言われてもイメージが湧かずに分かりにくいので、

ナプキンを変える頻度で現すことにしましょう。

経血の量が最も多いのが生理開始1日目~3日目ですが、ナプキンを変える頻度としては、

多い日で2時間ごとくらいが目安となります。

しかし、あくまでも目安です。子宮の大きさには個人差がありますので、経血量も個人差があるそうです。

過少月経の原因

○閉経が近い

 40代に入ると、徐々に閉経の準備段階を迎え、

平均すると50代前半には閉経を迎える方が多いようです。

閉経が近づいてくると、徐々に子宮や卵巣の働きが衰え、次第に生理も起こらなくなります。

こうして閉経が近づいてくると、だんだん経血量も減ってくるのだそうです。

30代だからといって安心は出来ないようです。

35歳を過ぎたころから若年性の更年期症状が出始める方もいるそうです。

35歳を境に卵巣や子宮の働きが低下してくるために過少月経が起こりやすいとのことです。

○子宮が未発達

 ほとんどの女性が、小学校高学年から中学卒業までの間に、初潮を迎えます。

しかし初潮がきて間もなくは、生理は来ているけど子宮は未熟で、

まだ未発達な状態なため、生理周期が乱れやすく、生理不順も多いのです。

ですので、10代のうちは量が少なくても問題ないことが多いようです。

○卵巣の働きが悪い

 卵巣の働きが悪くなると経血量が少なくなります。

卵巣機能低下は、子宮などになにも異常がなければ、ストレスが主な原因と言えるでしょう。

規則正しい食事と、睡眠不足にならないよう疲労回復が重要だそうです。

卵巣機能の低下は「無排卵」を引き起こすことにもなりかねませんので、

ストレスを溜めこまないように注意しましょう。

○ホルモンバランスの乱れ

 生理は女性ホルモンの働きによって、

その周期や経血の量の多い少ないなどが大きく左右されることがあります。

ホルモンバランスが乱れることも経血量が少なくなったり、

月に2回も生理が来たりすることもあります。

○甲状腺機能の異常

 甲状腺ホルモンは、出血を止める作用に深くかかわっているために、

生理の量が少なくなるそうです。また卵胞の成長にも影響を及ぼすので、

生理周期の乱れにつながるとのことです。

○無茶なダイエット

○ストレス

なんでもそうですが血液さらさらで病なし、身体を温めると病気は治る

というように、食事、睡眠、温活が大切です。

対症療法も化学医薬品ではなく体質に合わせた漢方薬がお勧めです。

それもドラッグストア等で自分で選択したり、コマーシャルの商品を選ぶことはお勧めできません。

モリタニ薬店では問診・舌診・血流測定で体質にあわせた漢方薬を選定します。

それも最初は数日間の量でようすを見ながらお飲みいただきます。

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