「耳鳴りに効く-漢方薬」
「耳鳴りは、検査をしても異常がみつからないときが多いですね、あまり効くおクスリはないので、
まあ、気にしないようにしてください。」そんなふうに言われることが多く、
誰にも理解してもらえず、つらい思いをしている人も多いのでは?
目と同様水分過多・水分代謝不可で腎が弱るから。
耳鳴りの原因と治療法
医学が進歩した現在でも、耳鳴りの発生メカニズムには不明な点が多いです。
根本的な治療法が確立されてはいないのが現状といえるでしょう。
ただ加齢とともに腎機能の低下から首より上の穴(目・耳・鼻・喉)に炎症が生じ、
耳に負担がかかることによってめまいや耳鳴りが発生します。
また右耳は水分代謝の不具合により起こりますが、
左耳は水分代謝の不具合から血液の汚れ=瘀血(古血)によって血液の流れが悪くなり起こります。
よって回復には時間がかかります。
発症してすぐなら良いのですが、数年となるとかなりの時間を要します。
しかし完全とまでも行かなくとも気にならなくなるまでは改善します。
目の疾患は目の奥の血流を良くするように同様に、耳の奥の血流を良くしなければなりません。
だから水分代謝を良くする薬(耳鳴丸・杞菊地黄丸又は滋腎通耳湯等)に
血液の汚れをとる薬(1等級三七人参等)を合わせる必要があります。
さらに耳への温灸で耳の奥の血流を良くすると、さらに効果を上げています。
また特に、他人には聞こえない自覚的耳鳴りの場合は、そのようなケースでは、ビタミン剤や循環改善剤、精神安定剤などが、対症療法として使われています。
その他、星状神経節ブロックなどの特殊な治療法もありますので、
適した治療法を選ぶことが大切になってきます。
耳鳴りに対する漢方的な見方
体質的な問題として原因不明で起こる耳鳴りの場合、漢方薬が効く人も多いです。
これらの中には、血液検査で分かる貧血をはじめ、
血液データの上では貧血ではなくても漢方医学的に血液がうまく働かない
「貧血様の状態=血虚」や、「体力を消耗してのぼせやすい体質=陰虚、
腎虚」といわれる老化にともなう状態があり、更年期障害や、
中高年以降の老化現象と密接した耳鳴りなどがあります。
症状としては、「セミの鳴くような音」があり、これは夜間に強まる傾向があります。
それと平行して、「目や肌の乾燥や、目のかすみ」などの症状が、ゆっくりと進行します。
※耳鳴りに効く漢方薬 耳鳴丸・杞菊地黄丸又は滋腎通耳湯(新開発)
このような耳鳴りに効く代表的な漢方薬として、貧血様状態や腎虚の漢方薬=六味地黄丸+柴胡。
これは、先の六味地黄丸に、目によい生薬として有名な「枸杞」と「菊花」を加えたもので柴胡
+磁石=耳聾左慈丸というものがあり、日本では「耳鳴丸(ジメイガン)」があります。
ただ、漢方でも、耳鳴りを完全に治すのは難しいものの、
症状の進行や悪化を遅らせるところに意義があります。
服用した方から、『音があまり気にならなくなり、寝られるようになった、漢方のおかげです。』
などのお話をよく聞きます。
この他、目のかすみや乾きなどに用いる「杞菊地黄丸」も有名で。
また、漢方薬は、製品の効能に書かれていない症状にも効く場合が少なくありません。
この理由は、漢方薬の多くが、患者さんの体質に働きかけるため、体質が変わると、
効能以外にもよい結果が表れるわけです。
ですから、上記、耳鳴丸と杞菊地黄丸又は滋腎通耳湯で、あまり期待した効果が得られない場合には、
患者さんの体質を変えるような調合漢方薬をお勧めしています。
「東洋医学では耳はすべて腎から来ているととらえますから、腎が弱ると体内の水分代謝の異常で
耳鳴りが起こると考えます。
滋腎通耳湯は臨床で、やや有効も含めると84%の人に効果が認められました。
しかも副作用の報告も受けておりません」また左耳にも発症は滋腎通耳湯にと等級三七人参に
ショウキ温灸で耳に温灸をそれぞれ毎日15分くらい直接耳に温灸します。
目のトラブルにはこめかみがいいですよ。
(耳鳴りは腎の老化から)またおへそへの温灸で内蔵の働きを良くすることが大切です。
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