今日ネットの記事が、タバコが自分以外の健康を害していると

今日ネットの記事が、タバコが自分以外の健康を害していると

受動喫煙が原因の死者数、年間1万5,000人 厚労省調査

フジテレビ系(FNN) 5月30日(月)15時35分配信

受動喫煙の影響で死亡する人が、年間1万5,000人と推計されることがわかった。

 厚生労働省の研究班の調査によると、非喫煙者で、家族や職場の同僚が喫煙している場合、

受動喫煙が原因で死亡する人は、年間1万5,000人と推計されるという。

 前回、2010年の調査では、6800人と推定されていたが、今回の調査で、倍増したことになる。

これまで、受動喫煙は、肺がんや心筋梗塞などに因果関係があるとされていたが、前回調査以降、

脳卒中やSIDS(乳幼児突然死症候群)にも因果関係があるとされたため、大幅に増えたという。

 厚労省は、2020年東京オリンピック・パラリンピックに向け、受動喫煙対策を強化する方針。

 喫煙者の子供のニコチン汚染 屋外で吸っても室内のタバコ汚染は7倍に

喫煙する親の子供は、家庭の埃を通じて、

かなりのレベルのニコチンに曝露されているかもしれません。

San Diego State Universityのチームは家庭の埃に付着したニコチンが、

子供を数時間の喫煙に相当するニコチンに曝露させることを発見しました。

両親が屋外で喫煙している時でさえ、それは高いレベルでした。

Tobacco Controlに掲載されたこの研究は、喫煙粒子が喘息、

乳幼児突然死など一連の喫煙関連疾患を引き起こしうると語りました。

それは喫煙の数ヶ月後でも幼児が汚染物質に曝露されうることを示しました。

報告書は、子供たちはこの種の受動喫煙をより吸入しやすいと語りました。

なぜなら子供たちはより多くの時間を屋内で過ごし、喫煙者と密接な身体接触があり、

成人よりも呼吸回数が多く、汚染された物品を飲み込むこともあるからです。

埃に付着したニコチン

Dr Georg Mattさんらは12ヶ月から2歳の幼児がいる家庭49軒を対象に研究を行いました。

彼らは埃、表面、子供の髪、そして尿のサンプルを採取し、

子供の寝室とメイン・リビング・ルームにニコチン・モニターを設置しました。

彼らは両親が屋外で喫煙する家庭でさえ、両方の親が喫煙しない家庭に比べ、

タバコによる汚染物質濃度のレベルは、最高7倍高くなることを発見しました。

成人が屋内で喫煙する家では、両親が屋外で喫煙する家庭と比べ、

タバコによる有毒物質レベルは最高8倍高くなりました。

Dr Mattさんは、この研究は、屋外での喫煙は受動喫煙から子供たちを保護すると

両親が誤解しているらしいことを示しました。

「我々は受動喫煙が、喫煙者が喫煙中に吸うタバコ煙よりも多いと考え始める必要があります」。

「受動喫煙は非常に小さな粒子で構成されているため、肺の深部に到達することができます。

受動喫煙は単に粒子が小さいために破壊を引き起こしうるのです」。

「両親は、両親が喫煙している間、彼らの子供たちを危険にさらしているという事実を

直視しなければなりません」

「そしてタバコの有害物質は、カーペット、家具、シーリング・タイル、埃、カーテン、

そして衣服に貯蔵されます」。

彼はタバコ煙は目と呼吸器への刺激物、血液毒素、変異原性物質、発癌物質、

生殖毒素を含む約4000種類の化学物質の複雑な混合物だと語りました。

目覚まし

Action on Smoking and Health のResearch ManagerのAmanda Sandfordさんは

この発見が両親への“目覚まし”になるだろうと語りました。

「もし、あなたが子供たちを守るために出来る全てのことをしたいのであれば、

その答えは単に喫煙しないことです」と彼女は語りました。

「親は、自分が喫煙している間、自分の子供たちを危険に曝しているという事実を

直視しなければなりません」。

タバコ煙は子供の喘息率の上昇に寄与する1つの既知の要因であると彼女は語りました。

タバコ煙はまた中耳炎、下気道感染、乳幼児突然死、そして癌を引き起こします。

英国の子供たちの約50%は少なくとも一方の親が喫煙する家に住んでいます。

受動喫煙による疾患で毎年約17000人の子供たちが入院しています。

喫煙者の呼気も受動喫煙の原因になる 

 喫煙する親の子供は、非喫煙者の子供と比べ、受動喫煙関連疾患の危険が2倍になります。

たとえ母や父が屋外でしか喫煙しない場合でも同じく受動喫煙関連疾患の危険が

2倍になるということがスウェーデンの研究で示されました。

世界保健機関(WHO)は環境タバコ煙(ETS)曝露について、

世界中のほぼ半数の子供たちの健康に悪影響を及ぼす有害物質であると認定しています。

 「この研究の結果は家庭における喫煙行動が子供たちの環境タバコ煙曝露に重要であることを

示した」とPediatricsに掲載された論文は述べました。

スウェーデン中央にある大学の研究者は、屋外で扉を閉めて喫煙する両親の子供たちの尿から、

対照群である非喫煙者の子供たちと比べ、

2倍のコチニン(ニコチンが体内で代謝されて生じる物質)を検出したと語りました。

ニコチンがタバコ煙以外に含まれることはほとんどないため、

コチニン濃度はタバコ煙とタバコに含まれる有毒物質への曝露を反映します。

「喫煙者からの呼気が(受動喫煙の)原因であると推測することが可能ですが、

明らかではありません」とLinkoping University’s Faculty of Health Sciencesの研究者の1人であるAnnaKarin Johanssonさんは語りました。

両親が屋外あるいは窓の側で喫煙する場合は子供たちのタバコ煙曝露は2.4倍高くなり、

両親が台所の換気扇の近くあるいは屋外で喫煙する場合には3倍以上高くなりました。

両親が日常的に屋内で喫煙する家庭では対照群(非喫煙者の子供)と比べ15倍高くなりました。

この研究は2001年4月から2003年1月までの期間、

少なくとも両親の1人が喫煙者である366人の子供たちと両親が非喫煙者の

子供たち433人の尿を分析しました。子供たちの年齢は2歳半から3歳でした。

どこで吸ってもタバコはタバコ 庭で吸っても家族は受動喫煙の被害を被る

 両親が家の中では喫煙しないと決めていても、

子供たちはやはり受動喫煙の被害を被る可能性があることを示す研究が発表された。

 ニコチンは、非喫煙者が吸い込む他人のタバコの煙、つまり二次喫煙の主な成分だが、

一服するためにわざわざ家の外に出ることにしている喫煙者の家でも埃や空気から、

このニコチンが検出できる。

こういう家の子供は、非喫煙者の子供に比べると体内のニコチン量が8 倍にまで増えていることがわかった。

喘息の子供にとってタバコを吸う親はこりごり 屋外で喫煙する親の家庭では、

屋内で喫煙する家庭に比べ患児の肺内ダメージは30%低かったものの、

ノンスモーカーの家庭に比べると70%以上も高かった。

研究者らは、受動喫煙の与える害は喫煙量に依存しており、

たとえ親が家の中ではなく屋外で喫煙したとしても、

喘息患児のいる家庭では子供に害を与えることになるとし、親に禁煙を勧めている。

親の禁煙は早めに 8~9歳までなら子供の喫煙リスクが有意に低下

フレッドハッチンソン癌研究センター(シアトル)の新たな研究結果から,

親に禁煙させる説得力のある理由が示された。

同センターとワシントン大学(シアトル)臨床心理学のJonathan B. Bricker氏らは,

子供が 8 ~ 9 歳(小学 3 年生)になるまでに両親が禁煙すると,

高校 3 年生までに喫煙者になるリスクを有意に低下できる,

とAddiction(98: 585-593)に発表した。

研究によると,子供が 8 ~ 9 歳になるまでに片親が禁煙した場合,

その子供の17~18歳時での喫煙リスク(月 1 回以上)を25%低下でき,

両親が禁煙した場合はほぼ40%低下できるという。

親の喫煙、子に「害」じわり…動脈硬化のリスク高まる

 親が家庭でたばこを吸い、受動喫煙にさらされている子供は、

動脈硬化を防ぐ善玉(HDL)コレステロールの値が低いことが、

埼玉県熊谷市医師会の井埜利博医師(小児循環器)らの研究でわかった。 

成人後に心筋梗塞(こうそく)などを引き起こす危険が子供の時から高まることになり、

特に母親の喫煙の影響が大きい。19日から横浜市で開かれる日本循環器学会で発表される。

 同医師会は、小学4年の児童に行っている生活習慣病検診の際、

親が喫煙しているかどうかを尋ね、子供の尿中に含まれるニコチン代謝物質の量を調べた。

その結果、両親とも喫煙している子供の6割、一方の親が喫煙者の場合は3割に、

受動喫煙の証拠となるニコチン代謝物質が検出された。

子供に接する時間の長い母親が喫煙者の場合は、父親に比べ約2倍の影響があった。

 尿中のニコチン代謝物質の量が多い子供ほど、血液中のHDLコレステロールが少なく、

通常の子供より約1割低かった。たばこを吸うとHDLコレステロール値が低下し、

心筋梗塞の恐れが高まることが知られているが、

小児の受動喫煙でも同様の危険があることが裏付けられた。

医学の広場 〈受動喫煙で心疾患5割増〉 

自分がたばこを吸わなくても、周囲に喫煙者がいると心筋梗塞(こうそく)などの心疾患を起こす

危険が5割高まるという研究を、英セントジョージ病院などのチームが発表した。

ニコチンが体内で変化してできる物質「コチニン」に着目。

1978年に英国の男性4729人の喫煙歴と、血中コチニン濃度を測定し、

20年間、追跡調査した。

すると、非喫煙者でも受動喫煙によってコチニン濃度が高い人は、低い人と比べて心筋梗塞、

狭心症などを起こす率がほぼ50%高かった。

屋外で吸ってもタバコの害は防げません。

さらに、両親、特に母親がタバコを吸っていると、

子どもが中高生からタバコを吸い始める確率が高くなります。

(父親が喫煙する場合、中学男子で2.0倍、高校男子で1.6倍、中学女子で2.4倍、

高校女子で1.9倍。母親が喫煙する場合、中学男子で2.3倍、高校男子で1.6倍、

中学女子で3.1倍、高校女子で2.3倍、そうでない場合に比べてそれぞれ喫煙率が高くなる)

出典:平成12年度厚生科学研究費補助金厚生科学特別研究事業

「未成年者の喫煙および飲酒行動に関する全国調査」研究班による

「2000年度未成年者の喫煙および飲酒行動に関する全国調査

特に、子どもや赤ちゃん、妊婦と同居している人は、愛する人のため、禁煙しましょう。

※室内の吸い殻の放置は室内にいる家族はいつも喫煙していることになる。

★空気清浄機に注意★

空気清浄機でタバコ煙の粒子相を100%除去できてもタバコ煙有害物質の3.3%が

除去できるに過ぎません。

ガス相の一部(アセトアルデヒド、窒素酸化物(NOx) 、

アンモニア、ホルムアルデヒド)も除去でき、

きれいな空気になると明記している機種もありますが、

これらを100%除去できたとしてもタバコ煙有害物質のわずか8.9%を占めるに過ぎません。

一酸化炭素やダイオキシンなどタバコ煙の主要な有害物質9割

(一部ガス相すら除去できないものは96.7%)は空気清浄機を素通りして、

全く浄化されることなく排気口から周囲に撒き散らされます。

このため空気清浄機は、タバコの害から100%非喫煙者を守らねばならない受動喫煙対策としては

無効ですので、受動喫煙対策としては使用しないようにして下さい。

要するにタバコを吸う人間は犯罪を起こしていることを自覚しなければなりませんね。

これからは受動喫煙で訴訟も多発するでしょうね。