漢方の飲む目薬!!

漢方の飲む目薬!!

「目は口ほどにものをいう」との諺がありますように、

「目は心の窓」と思えるほど人の気持ちが目に現われます。

目は感覚器の中でも大切な器官であり、

世の中の情報の8割は目を通して入ってくるといわれています。

漢方では、五行説から目の大元締めは「肝」とされていますが、

老化により視力が衰えるところから「腎」も関わっていると考えられています。

目のトラブルは内臓の信号です。

前大河ドラマの主役である「黒田官兵衛」。

その祖父の代につくられた玲珠膏(れいじゅこう)という目薬が、

黒田家の再興をはかったといわれています。

中味は播磨地方でとれる「メグスリノキ」を使ったもの。

目にいいものは肝にもいいという五行説の理論から、

一時慢性肝炎の民間療法としてよく用いられました。

玲珠膏というのは名前からもわかるように、軟膏状のもので、水で薄めて点眼します。

これで没落していたお家を復活させたのだから、かなりの評判があったことでしょう。

今回ご紹介する目の漢方薬は、飲み薬で目に直接さす液剤ではありませんが、

飲む目薬ということでかなりの評判をいただいております。

まず、第一にあげられるのは、皆様方に一番馴染みのある杞菊地黄丸です。

六味丸がベースになった腎虚(特に腎の陰虚)の薬で、

枸杞子、菊花という2生薬を加味したものです。

目には潤いが大切ですので、老化や目の使い過ぎにより目が乾燥しないように

水分(陰液)を補うのが目的です。現在は錠剤もそろっています。

次に、目は熱を嫌います。ストレスでイライラ興奮しても熱を持ちます。

特に、頭や目は涼やかなるほどよいとされています。

すなわち、このように炎症に強い漢方が、洗肝明目湯です。

当然細菌感染による炎症にも用いられます。

一般に炎症といえば発赤、腫脹、発熱、疼痛などの兆候を示します。

目の場合には目の充血(眼底の出血)、はれ、痛みなどとして現れます。

この処方の基本は温清飲です。

温清飲は一貫堂では慢性炎症によく使われるもので、

ほかに清熱薬や辛涼の解表薬がたくさん入り、

目の痛みやカユミなどの炎症を取るのを得意としています。

最後に滋腎明目湯です。

名前からするとこれも腎虚の薬のように思われがちですが、基本骨格は四物湯です。

この中の熟地黄(乾地黄も配合)は腎虚に働いて体を瑞々しくする作用があります。

本来、四物湯は肝血虚を改善するのが目的です。

目の使い過ぎや肝血が不足すると目に栄養が届かなくなります。

さらに目の炎症を取る菊花・蔓荊子なども配合されています。

浅田流では腎気明目湯といいます。

浅田流の流れをくむ京都の聖光園細野診療所では、この処方で目の難病を治し、

一時評判になったそうです。

眼科専門でもないのに、目の難病を治してもらった患者さんの口コミで

全国から眼科疾患の患者でごった返したと聞きました。

現在は目の病気といっても、眼底(網膜)の病気が増えて、

糖尿病性網膜症や加齢黄斑変性などで失明に至る方も少なくありません。

そんな時にまず試みるのが滋腎明目湯。

漢方薬の健康食品のアイリタンも。

目の乾燥(杞菊地黄丸が適応)と炎症(洗肝明目湯が適応)を共に改善できる

滋腎明目湯はまさに目の漢方のファーストチョイスです。

東洋医学では、眼の病気は胆径が原因であるととらえます。

すなわち血液の循環が悪く、ストレスがあるのが原因です。

そこでショウキ温灸で曲鬢(きょくびん=こめかみ)、目窓(もくそう=瞳の真上のラインで、

眉毛の上から4寸5分)にショウキ温灸で注熱しましょう。

眼がすっきりしますよ。

また眼のホットパックも。

そして意識的にまばたきや眼を動かしましょう。

天気が悪いとなおさら発散がないからお風呂で汗をかきストレス発散と、

血流を良くしましょうね。

パソコン、スマートフォンで眼を酷使から守りましょう。

もちろん温活が大切です。

春先は特に気が揚がるので甘い物取りすぎないように注意しましょうね!

トータルは耳への温灸です。

身体全体のツボが一回でできますね。

目窓(もくそう) ・目窓は、瞳の真上のラインで、眉毛の上から4寸5分にあります。 ・眉毛の上から四横指(3寸)を紙の生え際とし、

そこから二横指(1寸5分)上がった所の骨の凹みに目窓を取ります。 ・目窓は、遠視、近視、目の充血、目の腫れ痛み、

それらから来る頭痛、めまいなどに有効です。

首の付け根と肩先のちょうど中間あたり、だいたい首から、指幅3本分のところにあります。

このツボは肩こりによく効く代表的な特効ツボです。

鉛筆やボールペンなどで、文字を書く事による肩こりや疲れ・痛み、

パソコン作業による指の疲労・痛みにも効果を発揮します。

また、首や脳への血液の循環も良くしてくれるので、頭痛、歯痛、眼病時にも効果的です。

さらに、イライラしているときには、心を落ち着かせてくれます。

不妊症・生理不順・更年期症状・足の冷え・のどの渇き・

イライラ・のぼせ・足のむくみ

など女性がよく訴える症状がありますが、このような方にオススメなのが

「三陰交(さんいんこう)」への温灸です。

「三陰交」とは、足の内側にあり、内くるぶしの一番高いところから

指4本分上で、骨の際にあるツボです。

特に温かくなり、むくみ、汗が出る方にお勧めです。

寒い時はもちろんですが、

年中温活(入浴、ショウキ温灸等)が

大切です

お白湯習慣、朝起きたらお白湯を200ml飲んで、

空の胃腸をシゲキしましょう。

もちろん1日中お白湯習慣(飲み物は温かい飲み物に)

40℃の入浴習慣で身体をリセットすることが大切です。

化学医薬品は化学医薬品を呼ぶ。

薬が薬を呼び、薬漬けから身体を潰します。

詳しくはモリタニ薬店へお気軽にご相談くださいね。

お買い物もモリタニ薬店で。

http://moritani-drug.com/(HP)

ご相談はHPのメールアドレスよりご相談ください。

http://ameblo.jp/0473248970/(ブログ)