眼のトラブルは肝腎要というように肝臓・腎臓の調子を良くすることが大切です。
眼のトラブルは肝腎要というように肝臓・腎臓の調子を良くすることが大切です。
目の疲れやかすみ、乾燥には体質に合わせた漢方薬が効果的で、
代表的なものに杞菊地黄丸、滋腎明目湯、洗肝明目湯などがあります。
主な漢方薬と特徴
杞菊地黄丸(こぎくじおうがん)
高齢による腎虚(特に腎陰虚)を補い、肝血を養うことで目のかすみや疲れ、老眼、ドライアイに効果があります。枸杞子(クコシ)と菊花(キクカ)を配合し、
余分な熱や水分を取り除き、肝腎同源の働きをサポートします。
たいそうに宣伝している明目腎気丸などありますが内容は杞菊地黄丸なんですよ。
滋腎明目湯(じじんめいもくとう)
腎の精を補い、肝の血を補うことで眼精疲労や老眼、目の乾燥に効果的です。
疲れやすい方やストレスによる腎精不足の方に向いています。
洗肝明目湯(せんかんめいもくとう)
目の充血、かゆみ、乾燥、腫れ、痛みなど炎症症状がある場合に適しています。
主に熱を清熱・潤す作用があり、冷えのある方には不向きです。
八味地黄丸(はちみじおうがん)・牛車腎気丸(ごしゃじんきがん)
手足の冷えや頻尿など、冷えの症状が強い方に向いており、
杞菊地黄丸と症状に応じて使い分けられます。
桂枝茯苓丸などの活血薬
目の血流や房水の代謝を改善し、緑内障や視力低下の補助として用いられることがあります。
漢方薬の選び方
漢方では、目の症状だけでなく体質や全身の状態に応じて処方を選びます。
例えば、疲れやすく虚弱な方には補中益気湯のような補剤が用いられることがあります。
目のかすみや疲れ、充血、痛みなどの症状に応じて、腎や肝の機能を補う漢方薬を組み合わせる
ことで効果が期待できます。
注意点
漢方薬は即効性よりも体質改善を通じた効果が中心です。
服用後すぐに症状が改善するとは限りません。
他の薬との併用や持病によっては注意が必要です。
特に甘草を含む製剤は偽アルドステロン症やミオパチーの副作用に注意が必要です。
生活習慣(睡眠不足、運動不足、食生活、ストレス)も目の健康に影響するため、
漢方と併せて改善することが望ましいです。
体質や症状に合わせた漢方薬を選ぶことで、目の疲れやかすみ、乾燥などの改善が期待できます。眼科での検査と併用しながら、専門家に相談して適切な処方を選ぶことが重要です。
